| [常設展の魅力再発見/福岡市美術館] 東光院の仏教美術…十二神将立像 |
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![]() ![]() photo by GONDO MAKOTO 福岡市美術館所蔵/著作権保持者に無断での転載・二次使用を禁じます |
| 薬師如来の周囲を固める「十二神将」は、信仰する人々をいつ、いかなるときもお守りする使命を持っている。 12という数字は仏教で使われる「たくさん」あるいは「全て」を包括する概念であり、また薬師如来が起こした衆生救済の12の大願にも通じる。 頭につけた十二支の獣頭は、それぞれの時刻と方角を分担して外敵に対処することを表す。 教典によると、1神将につき7000人の助っ人を引き連れて参上するというのだから頼もしい。 それにしても干支の獣頭によって、キャラクターとしての魅力が倍増するではないか。 兜をかぶった「戌」などまさに映画「スターウォーズ」 のダース・ベイダーである。 機敏にして進取の気性に富む「申」はさしずめルーク・スカイウォーカー、世話好きで人望厚い「午」ならオビ=ワン・ケノービなどと勝手な連想でキャラをあてはめて見ていくと、いつしかこの展示室が深遠な宇宙空間へと変わっていく。 身長70cmほどの神々が夜な夜なガラスケースを抜け出し、子の刻に睨みを効かせ、あるいは丑の方角を切りつけ、あるいは辰の方角へ矢を放つ。 丑三つ時の美術館では、まさに時空を超えたスペースファンタジーの世界が繰り広げられているのかもしれない。 |
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