財団機関誌 季刊 wa
[インタビューズ]福岡の温度を上昇させるアーチストたち
◎現代のアート 福岡インディーズファッション
『アシメトリック』石野田真里
『パラキート』吉田麻希
『セルロイド・コンシューマー』Kotobuki
インディーズという名のファッションムーブメント
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『福岡アジアコレクション』での石野田さん(アシメトリック)の作品
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石野田さんと吉田麻希さん(パラキート)
 今年4月に開催された『福岡アジアコレクション』で、話題を集めたのが新人ジョイントコレクション。若いデザイナーに作品発表の機会を提供するという目的のもとに設けられ、福岡からはともにインディーズブランドのデザイナーである『セルロイド・コンシューマー』のKotobukiさんと、『アシメトリック』の石野田真里さんが選出された。

 インディーズブランドとは、一般の流通に乗らない個人ブランドのことで、デザイナー自ら制作・販売もする場合がほとんどの、ごく小さなブランドだ。3年ほど前から福岡でもちょっとしたブームとなっている。

 「インディーズ・ブランドの魅力は自分の好きな服がつくれること」
 というのは石野田さん。高校時代から『アシメトリック』というブランドで制作活動を展開している。

 専門学校に通いながら自分のブランドを育てている『パラキート』の吉田麻希さんも、「福岡発のブランドがあってもいい。あえて大きな舞台に出ようとは思わない」という。ふたりとも服づくりは、自己表現のための最高手段なのである。

  中央の雑誌社と通販の提携するなど全国的な展開をしている『セルロイド・コンシューマー』のマネージャー、清水さんは言う。
  「売ることを意識した服をつくりたい。そのためにも『福岡アジアコレクション』に、バイヤーが全世界から集まるようになるといい。それには、私たちクリエイターがもっともっとレベルアップしなきゃいけませんが」。

 いずれにしてもファッションを自分自身の感性に忠実な表現方法としている点は共通している。彼女たちはどこにも属さないという意味ではインディーズの語源通りにインディペンデント(独立の)であり、また表現に関しては、究極のインディビデュアル(個々の)と言えそうだ。
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写真 Kotobukiさん(セルロイド・コンシューマー)の作品
上3点の撮影/柴田文子
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