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三味線は、十六世紀の末頃、流行歌や民謡などの伴奏に用いられるようになったのが始まりである。その後、十七世紀に入ってから声楽伴奏の主奏楽器として急速に広まり、多様な三味線音楽をつくりあげていった。
三味線音楽とは、三味線を主奏楽器とする古典的な声楽のことで、地歌・長唄・浄瑠璃・常磐津・清元・義太夫・小唄・浪曲などがあり、それぞれの歌に合わせて細棹、中棹、太棹の三味線が伴奏を務めた。
また、三味線の音色は胴の大きさや厚さ、皮の材質、駒や絃の太さ、そして絃を弾く撥の形状や大きさ、「調子」とよばれる独特の調絃法の使い分けなどによって異なる。
三味線演奏の最大の魅力は、右手と左手による技巧をフルに駆使して、複雑かつバリエーション豊富な音楽を組み立てて行くところにある。
撥を持つ右手では、撥を打ち下ろして弾くだけでなく、反対に下から上へすくい上げるように弾く「スクイ撥」をはじめ多種多様だ。そして左手では、「勘所」とよばれる絃のおさえどころを指で正確におさえながら、音の高低や変化に富んだ細やかな音をつくり出している。また、「サワリ」と呼ばれる三味線独特の発音特性も、特別な余韻を生み出す要因のひとつとなっている。 |
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