事業レポート

2023年3月29日

2022年度 博多旧市街にぎわい創出事業 アートカフェ事業

 福岡市文化芸術振興財団と福岡アジア美術館との共催で2019年より行っているアートカフェ企画は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、思うように実施が叶わなかった2020年~21年を経て、今年は5月から2月まで8つの企画を開催することができました。

 

①「ドラン馬頭琴楽団アンサンブルコンサート」

【日時】5月29日(日) 15:00開演

【出演者】ドラン馬頭琴楽団

 

 内モンゴル出身で福岡を拠点に活動している馬頭琴奏者ドランさんを中心に結成されたDoran 馬頭琴楽団のミニコンサート。 

 2019 年秋に続き 2 回目の登場となる今回は、クラシックギターと中国笛が加わった、西洋と東洋が融合された独特なアンサンブルコンサートをお届けしました。

 変わらず美しい馬頭琴と低音馬頭琴の音色に、王さんの奏でる中国の横笛、そして今回ゲストとしてドランさんが招いたアルゼンチン出身のギタリスト、レオナルド・ブラーボさんのフォークギターが加わり、普段よく耳にする曲でも独特のハーモニーで新たな曲のように感じられる演奏でした。モンゴル、中国、アルゼンチンとそれぞれが故郷への想いを乗せた演奏は来場した皆さんの心にしっかりと届いたようで、アンコール曲が終わっても拍手が鳴りやみませんでした。

 

 


②「九響@アートカフェVol.7~初夏のコンサート~」

【日時】6月25日(土) 13:00開演

【出演者】九州交響楽団弦楽四重奏 

     佐藤仁美(ヴァイオリン)、荒川友美子(ヴァイオリン)、猿渡友美恵(ヴィオラ)、山本直輝(チェロ)

 

 初の 6 月開催となった今回は、本格的な夏を前に清々しい気分になれるような弦楽四重奏による「初夏のコンサート」をお届けしました。

 福岡アジア美術館で同時開催中であった「アニメージュとジブリ」展にちなんだジブリ作品の曲も登場し、展覧会を観に来ていたお客様も立ち止まって聴き入っている姿がみえました。

 


③「東南アジア紀行~インドネシアとタイの伝統舞踊と音楽~」

【日時】7月10日(日) 14:00開演 

【出演者】在日インドネシア留学生協会福岡支部、グワクゥン・ワラポーン

 

 7月は「東南アジア紀行」と題して、インドネシアとタイを取り上げました。

 両国とも地域によって風土や文化が異なり、土着の音楽や舞踊がそれぞれの地域に存在します。

 I部では、インドネシア留学生協会の皆さんにジャワ島に起源をもつ竹製の伝統楽器アンクルンの演奏とスマトラ島アチェ州に伝わるサマン・ダンスのパフォーマンスを、続いて II 部ではタイ東北部、ラオスとの国境に位置するイサーン地方の伝統舞踊をイサーン出身で福岡在住のグワクゥン・ワラポーンさんにご披露いただきました。


サマンダンス

 

 

    

アンクルン演奏

 

 


タイ イサーン地方の踊り

 

 

 

 

 この回から、事前申込制による来場者の制限をなくし、従来の形に戻したところ、開場前から観覧希望のお客様の列ができるほどの盛況ぶりでした。

 コロナ禍で、海外がすっかり遠くなってしまっていたせいか、今回のイベントで東南アジアの国々へ思いを馳せる機会になったような1日でした。

 

 

 

④福岡アジア美術館主催「エモーショナル・アジア展」連携企画 「秋のアートカフェ~ストリングシリーズ~」

 

 9月中旬から12月まで、福岡アジア美術館の今年度の特別企画展「エモーショナル・アジア」が開催されました。その会期中、“ストリングシリーズ”として9・10・11月の各月1回、ジャンルの異なる弦楽器の演奏会を開催しました。

 

【第1弾】里地帰 和胡の夕べ~長月のコンサート~ 9月16日(金)18:30開演 

 出演:里地帰(和胡)、冨永隆治(ピアノ)

 

 第一弾は、中国の伝統楽器二胡をベースに独自開発した和胡の奏者 里地帰さんのミニコンサートをお届けしました。二胡とご自身で開発された和胡、それぞれの音色にピアノが重なり、さらにヴォーカルとお話まで加わった盛りだくさんの演奏会になりました。

 

 


【第2弾】KAWAKAMI ソロギターライブ 10月29日(土) 18:00開演

 出演:KAWAKAMI(ギタリスト)、山下佳恵(ヴァイオリン)

 

 ストリングシリーズの第2弾は、ギター奏者KAWAKAMIさんにご出演いただきました。

独特のチューニングや高度なフィンガースタイルの技術で奏でるギターの生演奏に来場のお客様も目と耳で堪能している様子でした。

 

 

 

【第3弾】九響@アートカフェVol.8~弦楽アンサンブルコンサート~ 11月25日(金) 18:30開演

 出演:九州交響楽団 弦楽四重奏

 

 ストリングシリーズの最後は、九州交響楽団の弦楽カルテットに登場いただきました。

2020年12月の九響@アートカフェ「プレミアムコンサート」のメンバーが再結集して、息の合った素晴らしい演奏を届けていただきました。

 


⑤アートカフェ迎春企画「黒龍舞術団~春節パフォーマンス~」

【日時】1月22日(日) 15:00開演 

【出演者】黒龍舞術団

 

 新年初回は、中国に伝わる雑技を進化させ「舞術」としてオリジナルの美しいパフォーマンスで人気を博している黒龍舞術団をお迎えしました。

10代で本場中国に渡り、京劇他様々な演舞の技術を磨いて独自のスタイルを築き上げた代表の高取優耶さんのパフォーマンスは圧巻で、妙技の数々が来場者の目の前で繰り広げられました。

ちょうど、1月22日が旧暦の元旦で中国の春節であったため、中国の獅子舞も登場し、来場者に福をとどけてくれました。

 

 


⑥九響@アートカフェVol.9~春待つコンサート~
【日時】2月5日(日) 14:00開演
【出演者】九州交響楽団メンバー


 今年度最後のアートカフェ事業は、ご好評いただいている「九響@アートカフェ」シリーズの 9 回目「春待つコンサート」をお届けしました。
前半の弦楽四重奏の演奏に続いて、後半はフルートが加わったアンサンブルのプログラムで、フルートの軽やかな音色が小鳥の鳴き声のようにも聞こえ、まさに「春待つ」コンサートに相応しいあたたかなコンサートになりました。

 

 

■会場     福岡アジア美術館7F アートカフェ
■主催等    主催:公益財団法人 福岡市文化芸術振興財団、福岡市
     共催:福岡アジア美術館