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レポート

わの会講座「考古学から見た鴻臚館!~発掘調査の現場を探索~」

2017.10.30 


鴻臚館跡の発見から100年、発掘調査開始から30年を記念して、福岡市博物館では、9月7日から10月22日まで「よみがえれ!鴻臚館展」と題した特別展が開催されました。
今回は、その展示に関連した、わの会会員様限定の特別講座「考古学から見た鴻臚館!~発掘調査の現場を探索~」を開催したので、そのレポートをご紹介します。
今なお調査が続く考古学の現場を、各分野の専門家の方々にレクチャーしていただきました!




舞鶴公園東側にある鴻臚館跡展示館に集合!
今回は13名の方にご参加いただきました。

昨日までの雨もあがり、お散歩日和に恵まれました。(今回の講座はけっこう歩くんです!)
講師は、福岡市文化財部の菅波さん。鴻臚館の観光用モバイル ARアプリや鴻臚館3DCG再現モデルが楽しめるVRを九州大学と共同で開発するなど、その道のエキスパートです。




鴻臚館跡の地理的な説明から、その役割、出土品について詳しく解説いただきました。博多湾に突き出した標高約9メートルの丘陵地に建つ鴻臚館は、大きな谷を南北に挟む尾根を造成してつくられた、南館と北館のふたつからなる巨大な建造物。福岡の地形をうまく利用して建てられました。
興味深いのはその多岐にわたる出土品。ここからは、トイレ跡やトイレットペーパー代わりに用いた木片なども出土しています。それら出土品から当時食べていたものまで推測できるんです。考古学って面白い!

鴻臚館跡展示館をたっぷり見学したところで、実際の出土品を見に調査事務所へ移動。道中も、当時の建造跡地を見ながら、参加者みんなで散策しました。


鴻臚館跡展示館をたっぷり見学したところで、実際の出土品を見に鴻臚館跡調査事務所へ移動。

鴻臚館跡展示館から約5分ほどで到着した調査事務所は、発掘した出土品の調査・研究・保管などを行っているところです。事務所内には、鴻臚館跡や福岡城跡から出てきた出土品が山積みに!

講師はこの事務所で調査・研究に従事されている池崎さん。元・福岡市埋蔵文化財センターの所長で、その世界ではとても有名な方です。

今回の講座の目玉のひとつである、実際の出土品に直に触れることができる、またとない機会ということもあって、みなさま大興奮!出土品のまわりには大きな輪ができていました。

調査事務所には、考古学でよく使われる道具も多数。初めて見る道具の数々に、みなさま興味津々でした。

もしかすると、今素手で触っている品々に、次にお目にかかれるのは博物館のガラス越しかもしれません!?








調査事務所見学の後は、「福岡城むかし探訪館」へ行く予定だったのですが、今日この時間に、福岡城跡で発掘調査が行われているとの情報をゲット!ラッキーなことに発掘現場を見学させてもらえることになったため(菅波さん、ありがとうございます!)、急遽ルートを変更して、福岡城跡の発掘現場へ向かいました。

福岡城跡の本格的な発掘調査は、9月1日~12月31日まで行われているそうですが、今は城門と石垣の調査中。城門の大きな柱や扉がここにあって、道がこうあって…と発掘の手を止めて、丁寧に解説いただきました。

また、苔むした古びた石垣のようにみえるものでも、実は最近のもの(ドリルで削った石)も多いという事実には、みなさま一様に驚かれていました。


最後は、「福岡城むかし探訪館」へ。

ここは、古地図や再現模型を通して、さまざまな角度から福岡城を身近に楽しく体感できる施設です。足元には江戸時代の福岡城下の立体的な古地図模型が広がり、縮尺400分の1の福岡城も見てとれます。目を凝らすと、米粒よりも小さな人形や馬の模型なども配置してありました!

ここでは、さきほど実際に見て廻った福岡城跡発掘現場や、鴻臚館跡を上空から俯瞰でチェック。急遽ルート変更したこともあり、予定時間を少しオーバーしてしまいましたが、最後までみなさま元気に考古学体験を楽しまれました。

開催日時 2017年10月17日(火)14:00~
会場 鴻臚館跡展示館、鴻臚館調査事務所、福岡城跡発掘現場、福岡城むかし探訪館
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