子ども文化芸術魅力発見事業「アーティストとつくる」2021年度 事業レポート
「アーティストとつくる」は、公募で集まった子どもたちが、演劇、ダンスの分野で活躍しているアーティストと一緒にオリジナルの舞台作品をつくるプログラムです。
あらかじめ決まった台本はなく、物語、登場人物など子どもの発想を活かして創作し、最終日に発表会をおこないました。

≪初日の様子≫

受付にて。感染対策を講じつつスタートしました。参加者もスタッフもみんな緊張しています。

毎年恒例、アーティストメンバーによる「おおきなかぶ」のデモンストレーション。

ダンスや歌にも挑戦。1日目が終わるころには、大人も子どももみんなすっかり打ち解けたようです。
≪2日目»
今日からいよいよお話づくりをはじめます。


ウォームアップで体を動かした後は、ドキドキのチーム発表。
3チームに分かれてそれぞれのオリジナルストーリーを作っていきます。


ストーリーづくりのための様々なワークをチームで力を合わせて考えます。


自分たちで考えたアイディアをみんなの前で発表したり、アイディアの種を集めてストーリーを組み立てていきます。
≪3日目≫
今年のテーマは「宇宙」。テーマは同じでも、紡がれるストーリーはチームごとに全く違います。
3チームとも、今日でお話のおよそ半分の完成をめざします。


アイディアがどんどん増えて、ストーリーも展開していきます。台詞も子どもたちみんなで考えます。

≪4日目≫
各チーム作品もどんどん仕上がっていきます。
自分たちで考えたセリフも脚本になって届きました。
物語の場面づくりも進んでいきます。

オープニングのダンスも仕上がってきました。全員の動きがシンクロしていい感じです。



本格的な照明を入れて、各チームのリハーサルにも熱が入ります。


全員で臨むオープニングのダンス、エンディングシーンのリハーサルにも余念がありません。

総合演出のグッチから、明日の発表会を前に激励のことば
6日目。発表会当日。
直前に 感染者数が急増し、「蔓延防止対策」が発表されたため、保護者・家族の来場も人数制限をせざるを得なくなりましたが、客席は参加した24人の子どもたちの登場を心待ちにするご家族の温かい視線と期待にあふれていました。


3チームそれぞれの「2021年宇宙の旅」が繰り広げられました。


はじめて出会った24人の子どもたちと7人のアーティストたち。このメンバーでしかつくれない唯一無二の演劇作品が出来上がりました。6日間、誰も欠けることなく、最終日の発表会まで終えることができました!
ご協力いただいたすべての皆さまにお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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【ワークショップ日程】
2021年7月26日(月)~7月31日(土)<全6日間> 各日10:30~15:30
※7月26日は13:00~16:00、7月31日は、10:30~17:00
【会場】
パピオビールーム(博多区千代1丁目15-30)
【対象】
小学4、5、6年生
【参加者】
24名
【アーティストメンバー】
総合演出:川口大樹(劇作家・演出家/万能グローブガラパゴスダイナモス)
リーダー:真崎千佳(振付家・ダンサー)
横山祐香里(俳優/万能グローブガラパゴスダイナモス)
田村さえ(劇作家・演出家/灯台とスプーン)
アシスタント:山崎瑞穂(俳優/万能グローブガラパゴスダイナモス)
五島真澄(俳優・ダンサー/PUYEY(ぷいえい))
友田宗大(俳優/万能グローブガラパゴスダイナモス)
【主催】(公財)福岡市文化芸術振興財団、福岡市
【後援】福岡市教育委員会 【助成】(公財)九州文化協会